図書館類・総合研究所ブログ

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ニュース/公共/博物/【13-12-21公共】文化施設運営2方式を 伊那市検討委が報告書提出/長野県伊那市

 伊那市の「文化施設のあり方検討委員会」の山北一司委員長は20日、市が管理する図書館や美術館、博物館などを対象に事業連携の可能性や効果的な運用方法についての検討内容をまとめた報告書を、白鳥孝市長に提出した。事業連携の前提として、市の文化施設に対する明確な方針の提示や、各施設を総括し研究を深める機能の付加などが必要とし、文化芸術施策に関する条例や基本計画の策定を提言。運用方法については長所と短所を挙げた上で、市直営方式と一般財団への指定管理の2方式を併記した。

 報告書では、現状の課題として、各施設を総括する機能や調査研究を深める機能が欠如していて、施設の特色がないと指摘。管理運営の基礎要件として、▽文化施設に対する市の方針の明示▽施設の総括・研究機能の付加▽機能分担による施設の明確化▽専門知識のある職員の適正配置▽市民の力の活用―の5点を挙げ、文化芸術施策に関する条例や基本条例策定の検討が求められるとした。

 運営方式については、現状の直営方式を維持する場合、事業の継続性に優れる一方で専門職員の確保や長期雇用などに課題があると指摘。財団方式は民間の経営感覚を取り入れた質の高い事業展開が期待できるが、財団の設立や運営に新たな経費が発生するとした。

http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=30199

 

委託提案ではないところは、評価できるけど、市の意図はどこにあるのだろう?