図書館類・総合研究所ブログ

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図書館訪問/安八町立図書館 訪問記録

訪問日:2013年11月29日

 

生涯学習センター「ハートピア安八」の中に図書館がある。建物は、まだ新しい建物のように思えたが、もう開館して10年経つのか。2003年開館。

 

センターの外観はこれ

 

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左から、郷土資料館、図書館、児童館、プラネタリウムの、各施設が入っている。

 

【図書館】

日光をうまく取り入れた施設で、使い勝手はよさそうだった。本の日焼けは気になったが、直接、図書に日が当たることがないため、劣化はあまりないようだ。

 

コインロッカーはないが、荷物置きがあって、貴重品以外はここにおいていくらしい。私も、荷物が重たかったので、ここに置かせてもらった。

 

すぐに目につくのが、「展示コーナー」と「CDコーナー」だ。展示コーナーでは、「芸術」に関しての、特設をおこなっていた。

 

写真はないので、こちらで、イメージを紹介。。。

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CDコーナーは、回転式の書架を設置するなど、CDショップを意識した作りになっている。このセンス、住民の意見でも取り入れたのだろうか。公務員のセンスではない。

コーナーは、奥にブースというか、部屋があって、CDが聞けるようになっている。

 

図書館の真ん中あたりが、広い空間になっていて、雑誌や、新聞、検索端末などが、ここに集まっている。人が集っているのも、このあたりのようだ。

 

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また、ここには、独りがけのソファーがCDブース兼用にもなっていて、自由に聴けるようになっている。

 

この空間には、畳のコーナーもあって、丸机が2脚、置いてある。訪問日には、学生らしき人が本んを出して自習をしていた。土日の使われ方が知りたい。

 

窓際は設置型の机があって、コンセントがついていた。このあたり、雰囲気は、スタバのよう。平日の午前中だったので、利用者はいなかった。日頃どんな使われ方をしているのか、知りたかったので、少々、残念。

 

蔵書は、約12万冊とか。書架や、ソファーなどにも、工夫が凝らしていて、こだわりを感じさせる。ソファも含めて椅子が多いのも、この図書館の特徴かもしれない。

 

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書架の間隔は、かなり余裕をもっていて、車椅子の利用などでも、ほとんどストレスはないだろう。

 

奥には、「郷土資料・参考資料室」があった。ゲートはあるものの、誰でも入れるようになっている。照明をうまく取り入れた部屋になっている。部屋に入ると、8段の書架(ほとんど天井まで)があって、木製のはしごが置いてあり、心憎い演出になっている。実際に使えるのかどうかはわからないが、、、、。

 

まとめ

全体的には、住民を意識した作りになっていて好感がもてる。公務員だけで、これをデザインしたとしたら、なかなか、侮れない図書館だ。

広々とした空間に、日光をうまく取り入れた施設は、使う方としても気持ちよいだろう。開館10年で12万冊の蔵書が、今後、どうなってくのか楽しみな図書館だ。

この図書館は、一度、行ってみて、損はないと思う。

 

施設概要

ハートピア安八図書館

住所:〒503-0198 岐阜県安八郡安八町氷取30番地

電話:0584-63-1515

開館時間:午前9時30分 ~ 午後7時

休館日:毎週月曜日、月末日

http://www.town.anpachi.gifu.jp/category/heartpia/tosyokan/