図書館類・総合研究所ブログ

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ニュース/大学/ヘボンの自筆ノート公開=初の和英辞典の草稿収録―横浜

ヘボン式ローマ字の考案で知られる米国人宣教医J・C・ヘボンの「手稿」(自筆ノート)の原本が、22日から横浜市の横浜開港資料館で公開される。同資料館は「原本の展示は極めて珍しく、貴重な機会」としている。

 

手稿が収蔵されていたのは、ヘボンが初代総理を務めた明治学院大の図書館。保存上の観点から公開を見合わせてきたが、夫人のクララが同大の基礎となった「ヘボン塾」を開校して150周年になるのを記念し、公開に踏み切った。 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131115-00000138-jij-soci

 

公開までの経過がなかなか、意味深いものです。

当初、保存を重視する立場から、公開を見合わせていた明治大学図書館は、きっかけはなんであれ、公開に踏み切る。公開と保存は、歴史資料を扱えば必ず、ぶつかる問題。それを、公開へ舵を切るには相当の決断がいったでしょうね。